レッスンのご案内(2025年11月〜2026年1月)

Bonjour !
10月初旬に約2か月のフランス滞在から帰国しました。
気候のギャップはもちろんですが、日本の政治の動きにも驚かされたフランスでの日々…。
ここ4年、毎年夏をフランスで過ごしていますが、
今年ほど“日本を外から見る”ことの大切さを感じた年はありません。

日本で暮らしていると当たり前に思えることも、
海外から見ると新たな発見がたくさん。
学生生活中は多様な国の人々と交流し、
異なる視点から考えること、自分の意見を持つことの大切さを感じました。

食や暮らしに関しても、日本で暮らすだけでは気付けなかったことが多く、
生き方を見つめ直す貴重な時間になりました。
そんな私自身の変化や得た経験が、今後のレッスンに反映されていくかと思います。

さて、今後の教室レッスンも来年1月までメニューが決まりました!
渡仏直後でもありフランスで手に入れた貴重な食材、クリエーションもアップデート!
ぜひレッスンでフランスのエスプリを感じて頂ければ幸いです。

《11月》単発講座
【 地方菓子クラス 】 〜フランシュ=コンテ地方〜 
フロマージュ大国フランス。その中でもハードチーズの王様、コンテ(AOP)は特に人気。
コンテの産地であるフランシュ=コンテ地方は、スイス国境沿いのジュラ山脈に広がる自然豊かな地域。現在はブルゴーニュ地方と統合され、「ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏」に属しています。
この地方はワインでも有名で、独特の熟成法で作られる『ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)』は、コンテチーズとの相性も抜群!。又、ジュラ山脈は太古の海底であったため、珍しい山の塩の生産地としても栄えました。歴史的には中世の頃、この地域はフランス王国ではなく、神聖ローマ帝国の支配下に置かれ、「自由伯爵領(Franche Comté)」として自治権を持っていました。この歴史が、地方名フランシュ=コンテの由来です。
ルイ14世の時代にフランス領となり、ルイ16世の命令でサラン=レ=バン近くに王立製塩所が建設されました(現在はユネスコ世界遺産)。

乳製品の豊かな産地であるこの地域では、公現祭の菓子『ガレット・デ・ロワ』も独自の地方菓子として発展し、『ガレット・コントワーズ』として親しまれています。
今回のレッスンでは、この地方菓子とヴァン・ジョーヌやサラン=レ=バンの塩を使った郷土料理を実習でお楽しみいただきます。

◉レッスン開催可能日 11月14日(土)、15日(日)、21日(金)、22日(土) 10:00~13:30頃
◉メニュー 前菜 胡桃とコンテのサラダ ヴァン・ジョーヌ風味(グループ実習)
     メイン 鶏肉とモリーユ茸のジュラ風クリーム煮込み(グループ実習) 
      菓子 ガレット・コントワーズ(一人一台実習)
◉内容  ルセット、実習、ご試食(飲み物付き)、指導料、施設利用料、実習菓子1台持ち帰り(径18cm)
◉持ち物  エプロン、持ち帰り箱(タルト箱等)、持ち帰りバッグ
◉レッスン料 会員様 10,000円(税込)非会員様 11,000円


《12月》単発講座
【クリスマスメニュー】〜 Bûche de nougat glacé 〜
上級クラスメニューと兼ねた、フランススタイルのビュッシュ・ド・ノエル。
今年はガトー・グラッセ(アイスケーキ)をご提案いたします!
出来上がったガトーは冷凍保存して召し上がって頂くので、実習品をそのままご自宅で冷凍保存すれば
クリスマスケーキとしても活用頂けます!(勿論、復習して頂ければ尚良いですが。笑)

フランスの伝統的なブラッスリーには必ずといっていいほど定番デザートとしてある
『ヌガーグラッセ』
フランス南西部ピレネー山脈で採れたアロマティックな蜂蜜をたっぷり使った特徴的な濃厚ヌガーグラッセを、甘酸っぱいフランボワーズのジュレ、キャラメリゼしたナッツ類、ドライフルーツ類とともにアーモンドパウダーたっぷりのリュクスなジョコンド生地でビュッシュ型に包み、生クリームとフランボワーズ、柊、ショコラ・ブランで飾り付け。

ジョコンド生地の作り方、ヌガーグラッセの作り方(シロップの煮詰め、メレンゲ合わせ)トヨ型を使った組立、サントノーレ口金(又は星口金)の絞りを学びます。

ガトー試食前に簡単なアペリティフ(前菜おつまみ)をご用意。ノエルの雰囲気を楽しんで頂ければと思います。

◉レッスン開催可能日 12月5日(土)、6日(日)、20日(土)、22日(月) 10:00~14:00頃
◉メニュー Bûche de nougat glacé(一人一台実習)
◉内容  ルセット、実習、ご試食(アペリティフ・飲み物付き)、指導料、施設利用料、実習菓子1台持ち帰り、ロール箱付き
◉持ち物  エプロン、保冷剤、持ち帰り保冷バッグ
◉レッスン料 会員様・非会員様 11,000円(税込)


《2026年1月》単発講座
【 地方菓子クラス 】〜 ローヌ=アルプ地方 リヨン 〜
私のショコラ研修先であるリヨン。ここで暮らした数ヶ月は、私にとってかけがえのない数々の思い出が詰まった地。現在の首都パリより歴史は古く、ローヌ川とソーヌ川の2つの川がYの字に交差し、北はワインで有名なボージョレやマコン、東はアルプス山脈、南は栗産地で有名なアルデッシュの山々、更に南下すれば海のあるプロヴァンス地方と、交通の要であり自然の恵も沢山。古代ローマ時代には「ルグドゥヌム(Lugdunum)」と呼ばれ、ガリア(現在のフランス地域)の首都として繁栄しました。
中世からルネサンス期には絹織物産業の中心地となり、交易都市としてイタリアやスイスなどとの文化交流も盛んで、その為『食の都』と言われるほど料理やお菓子にも多様な影響が見られます。
そんな風土豊かなリヨンで創業74周年を迎えたショコラトリ『Bernachon』の代表ガトーをアレンジしたガトー・ショコラをリヨン伝統料理と共に紹介します。

◉レッスン開催可能日 1月17日(土)、18日(日)、19日(月)、23日(金)、24日(土) 10:00~13:30頃
◉メニュー 前菜 クルスティヤン・ドゥ・サン=マルスラン(グループ実習)
     メイン クネル(グループ実習) 
      菓子 アントルメ・アヴェリーヌ(一人一台実習)
◉内容  ルセット、実習、ご試食(飲み物付き)、指導料、施設利用料、実習菓子1台持ち帰り(径18cm)
◉持ち物  エプロン、持ち帰り箱(タルト箱等)、保冷剤、持ち帰り保冷バッグ、
◉レッスン料 会員様 10,000円(税込)非会員様 11,000円


                《お申し込み方法》
教室メール lecoursdegirasol@gmail.com 又は 教室LINE ois6875i にメッセージ願います。
(レスポンスはLINEが早いです。)
①希望日(可能であれば複数日記入下さい)②氏名③年齢④住所⑤携帯番号⑥菓子作り経験有無⑦教室を知ったきっかけ
をご記入ください。追ってご連絡いたします。


                《レッスンに関する補足》
◉参加2名様より催行します。人数が満たない場合はご希望に添えれない場合があります。ご了承下さい。
◉キャンセルはレッスン日を含まない7日前より発生します。(7日前〜3日前50%、2日前〜当日100%)
 それ以前に手配しなければならない材料もありますので、出来る限りお控え下さい。
◉会員様とご一緒に初参加される方は会員様料金で承ります。
◉非会員様でグループでお申し込みの方はお一人様500円割引致します。(但し地方菓子クラスのみ)
◉いずれのレッスンも開始時間10分前から開場となります。
◉終了時間は予定です。お時間に余裕を持ってお越しください。
◉実習中の洗い物はご協力願います。
◉持ち帰り箱をお忘れの場合は別途箱代200円頂戴致します。(現金のみ。お釣りの用意はありません。)
◉当教室は会員制です。レッスン2回目の参加の方はご入会が必要です。(別途入会金10,000円要)
◉材料調達等の関係で予告なく実習料理メニューが変わる場合があります。ご了承ください。