【2025年3月レッスン(地方菓子クラス)ご案内】
2025年3月は地方菓子クラスを開催します。
メニューはフランス南西部の都市トゥールーズの伝統菓子『Fénétra』です。
東にピレネー山脈、南に地中海に囲まれ、大西洋にまで北上する大きなガロンヌ川を繋ぐミディ運河を持つフランス第4の都市、
トゥールーズ。
古代はローマ時代からワイン交易の要衝として栄え、現在はエアバス社の本社を持つヨーロッパ最大の航空宇宙産業の中心地です。
トゥールーズ市内中心地にある壮麗なキャピトル広庭。広場前には赤レンガと白の石灰岩で造られた美しいファサードの市庁舎(左)。
中庭にはフランス国王アンリ4世の彫像(中)があり、室内はまるでヴェルサイユ宮殿(右)のよう!
この街がいかに富を持ち栄えたのかが良く分かります。
美しい赤い煉瓦作りの建物が並ぶ街並みは、南国の眩い太陽の光を浴び『バラ色の街』と呼ばれ有名です。
15世紀中頃〜16世紀中頃には青い染料『パステル』で交易が栄え、トゥールーズの豪商達が競うように壮麗な邸宅を建てた面影が現在でも残り、色濃く彩っています。
ナポレオン 3 世の軍隊に所属していた一人の兵士がイタリアから愛する人のためにスミレを持ち帰りトゥールーズに根付いたと言われるスミレ。
トゥールーズ特産品として砂糖漬け、シロップ、ハーブティー、香水等、スミレの加工品が沢山見かけられ、紫一色に!
京都府とオクシタニ州は2015年から友好提携協定を結んでおり、京都とも交流が深い事を知りました。
カラーも紫繋がりで共通ですね^^
トゥールーズの伝統菓子『Fénétra』
フェネトラはレモンコンフィとアプリコットジャムで作られた南国の恵をたっぷり受けたタルト。
由来は古くガロ・ローマ時代に市の南にある現在のフェレトラ通り沿いにある巨大墓地へ行列をなしていた死者の祭りの儀式が3月にあり(les Feretralia)、家族で祝う際にこの菓子を食べたそう。
何世紀にも渡りレシピが受け継がれた菓子だったのですが、20世紀に急速に祭りが消滅。
そこで1963年にこの地方の住民達が市の支援を受けて祭りを復活。
菓子もGâteau du FénétraⓇとして復活し商標登録され、現在は6月最後の週末に行われる祭り『グラン・フェネトラ』に欠かせない伝統菓子になりました。
(実際トゥールーズを訪れた際は時間がなくてパティスリーに寄れず、見れなかったのが残念。。。)
日本のお彼岸に私達日本人がおはぎを食べるのと同じ!?トゥールーズ版おはぎかしら!笑
サクっとしたサブレ生地のタルトに表面はアーモンドのダッコワーズ生地で覆われています。
girasol流に杏はジャムを使わずに長野県千曲産の国産杏『信月』を自家製セミドライにしてたっぷり忍ばせ、甘さ控えめに。
杏と自家製レモンコンフィの酸味がしっかりと感じられる爽やかな甘酸っぱいタルトです。
お料理は南西部の名物料理、マグレ・カナールを春らしいソースでお出しする予定です。
フランス南西部、トゥールーズの由来ある伝統菓子で春のお彼岸を迎えましょう!
【日程】
◉3月21日(金)、22日(土) 10:00~14:00
【レッスン料】
10,000円(ウェルカムティー&小菓子、実習、指導料、ルセット、ご試食(料理付き)、持ち帰り作成菓子1台、施設利用料)
【持ち物】
エプロン、持ち帰り箱(デコ箱5号サイズ)、お持ち帰り用バッグ
【お申し込みについて】
教室公式LINE(@ois6875i) 又は教室メール(お問合せ画面)をご利用ください。
LINEの方がレスポンスが早いです。
お写真はイメージです。実際のレッスン仕様と変更する場合があります。
当教室は会員制の為、2回目レッスン参加の方はご入会が必要になります。(別途入会金要)
ご了承下さいますようお願い致します。